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軍艦古鷹と幻の古鷹神社

○軍艦古鷹と幻の古鷹神社
要約:1928年 古鷹神社を創建し、軍艦古鷹の守護神とする計画があった。
   :1928年 古鷹神社は創建されず、代りに江田島海軍兵学校に「八方園神社」が創建された可能性がある。
   :2006年 江田島八幡宮境内に古鷹神社が再建される。

 重巡洋艦『古鷹』の艦内神社については、伊勢神宮の冊子『瑞垣』により、1926年に神宮別大麻が奉齋されていることが判明しています。

『瑞垣』(第5号 昭和7年10月)
〇神宮別大麻奉齋艦名
艦名:古鷹 授与年月日:大正十五年四月二十七日 授与当時ノ艦長名:塩澤 幸一

 今回調査により、古鷹山に古鷹神社を創建し、軍艦古鷹の守護神とする計画があったことが分かりました。『神社協会雑誌』には「古鷹山へ神社」とした題で下記の記事が掲載されていました。

『神社協会雑誌』(第27年第4号)
○古鷹山へ神社
江田島海軍兵学校の背後に屏風の如く聳えた標高千百尺の古鷹山は財部、岡田、加藤各提督をはじめ海の勇士五千三百余名がかつては朝な夕なに眺めて幾多の思ひ出を残してゐるが今回校長鳥巣中将発起となり山上に古鷹神社を祭祠することとなつたがすでに山名に因んで新巡洋艦古鷹も完成し列強海軍を脅威させてゐるが同艦でもこの古鷹神社を守護神として艦内に奉祀し武運長久を祈ることにした。

 しかし、町誌や同時期の新聞を調べましたが神社創建の記事を見つけることはできませんでした。また、軍艦古鷹に古鷹神社を祀ったという記事も見つかりませんでした。

 そもそも古鷹山には神社があったのですが、後に山から村に遷ったものの、その場所に海軍兵学校が建設されることになり、江田島八幡神社に遷されることになりました。その後、また別の場所に遷ったものの今度は火事で焼失、再び江田島八幡神社に合祀されることになりました。

 この古鷹神社の件を知っていたのか、海軍兵学校長が古鷹神社を創建しようとしますが建てた可能性は低く、江田島海軍兵学校に「八方園神社」が創建されています。
※八方園神社は終戦時に廃社。
※2006年(平成18年)、旧海軍関係者により江田島八幡神社に古鷹神社が再建される。
  HPでは、120年振りとしているので1886年の海軍兵学校移転に際しての事を指している。

 推測ですが、1928年(昭和3年)の御大典により、古鷹神社の計画を中止し、八方園神社を創建したのではないかと考えています。

-古鷹関係年表-
・古老言伝
古鷹山上に一大笠松があり、その下に、「鷹の宮」、または、「鷹の宮大明神」といはれる神祠が鎮座ましましたとのことである。(江田島精神)

・1624年~1645年(寛永年間)
一小社を建てるに至った。そして、俗に、「雄鷹の宮」または、「古雄鷹」と稱したのである。(江田島精神)
不明
宮は老幼の参拝の便をはかり、江田島村本浦の一部(現在の兵学校内八方園)に移転した(江田島精神)
鷹宮明神は後、下山し現在の八方園に移され(江田島町史)

・1825年(文政8年) ※1825年は『芸藩通史』完成年 『芸藩通史』巻39
江田島村八幡宮、鷹神社並びに江田島本浦にあり、鷹神は里俗いひ伝る所、矢野村と同じ、百合弱の鷹を祭るという。(江田島町史)

・1886年(明治19年)
兵学校移転に際して、一時八幡神社へ(江田島町史)
この地の兵学校用地となるや、一時、村内の八幡神社に移転(江田島精神)

・1889年(明治22年)
小字「山の神」に転じたが、火災のために社祠は鳥有に帰し、再び、八幡神社に併祀せられ今日に及んでゐる。(江田島精神)
中郷山の神に移されたが、その後祭礼の夜火災で社殿が焼失し、再び八幡神社に合祀された。(江田島町史)

・1926年(大正15年)
軍艦古鷹に神宮別大麻奉斎(瑞垣)

・1928年(昭和3年)
○古鷹神社
 古鷹山へ神社 校長鳥巣中将発起となり山上に古鷹神社を祭祠することとなった。(神社協会雑誌 第27年第4号)
○八方園神社
 海軍兵学校であるが、同校には昭和の御大典を記念して昭和三年に創建された八方園神社がある。(旧日本軍をめぐる宗教的事象序説)
 11月7日 第1学年、第2学年、第3学年の生徒が京都東本願寺前に整列して御大札鹵簿を奉迎した。
 11月10日 京都御所に於いて今上陛下御即位の大典が挙行
 11月23日、御大典記念事業として、校内の一角に八方園神社が創建された。

・1945年(昭和20年)
昭和二十年八月太平洋戦争の終戦に伴い進駐軍の手に渡ることを恐れ旧海軍により取り除かれました。(HP:候校入校40周年記念とわ会)

・2006年(平成18年)
江田島八幡宮境内へ120年振りに古鷹神社が再建(HP:候校入校40周年記念とわ会)

                                                                        (終)







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初代『金剛』に別大麻は奉斎されていたのか?

○初代『金剛』に別大麻は奉斎されていたのか?
 要約:書籍では、別大麻の奉斎を初代(海防艦)の『金剛』としている。
    :別大麻奉斎時、初代『金剛』は除籍、解体されている。
    :初代『金剛』ではなく、二代目『金剛』の可能性が高い

 『帝国海軍と艦内神社』、『歴史群像- 将兵の心を支えた守り神 艦内神社ガイド』(2012年8月号)では、『別大麻無料授与ノ件』文中の『金剛』を『初代(装甲艦のち海防艦)』としていますが、この記載に疑義があるので検証してみました。

 『別大麻無料授与ノ件』が出された1924年には、初代『金剛』は除籍、解体されており奉斎することは不可能です。
しかも、満洲が神宮別大麻を奉斎したのが1924年の4月1日でありそれ以前に金剛は神宮別大麻を奉斎していないことになります。
 では、どの『金剛』が奉斎したのか?ということになりますが、これについては『瑞垣』(第5号 昭和7年10月)「神宮別大麻奉斎艦名」で日進並びに金剛が1924年に別大麻を奉斎したことが記されています。
 そこには、『金剛』「授与当時ノ艦長名」には「岸井 考一」とあり、二代目『金剛』の艦長であることが分かります。

以上のことから、文書に記載されている金剛は、『初代』ではなく、『二代目』だと考えられます。

・金剛年表
1878年01月    初代金剛就役
1909年07月20日 初代金剛除籍
1913年08月16日 二代目金剛竣工
1924年04月    『別大麻無料授与ノ件』
1924年04月01日 満洲      神宮別大麻奉斎
1924年04月19日 日進      神宮別大麻奉斎
1924年04月29日 二代目金剛 神宮別大麻奉斎

平成26年日本国練習艦隊大阪港寄港における一般公開に行ってみた

平成26年3月23日

大阪港に寄港した練習艦隊が一般公開されるので、
天保山岸壁に行ってきました

艦隊の編成は

練習艦「かしま」
練習艦「せとゆき」
練習艦「しらゆき」
護衛艦「あさぎり」

ですが、一般公開は「せとゆき」のみでした
艦内には入らず周囲をぐるっと回るタイプの公開

P1470705_convert_20140324000013.jpg
左が「せとゆき」 右が「しらゆき」

P1470725_convert_20140324000228.jpg

P1470729_convert_20140324000605.jpg

せとゆき側から見た「あさぎり(左)」と「かしま(右)」
P1470743_convert_20140324000509.jpg


艦内神社メモ
せとゆき:金刀比羅宮
しらゆき:金刀比羅宮
     由加神社

「せとゆき」は、当初「瀬戸神社」を奉っていたようですが色々あって
途中から「江田島八幡神社」(だったはず)も奉られていたとのこと

「あさぎり」「かしま」については、担当者が不在の為聞けませんでした

新年のごあいさつと砲雷撃戦よーい!6の参加について

新年おめでとうございます
本年もよろしくお願い致します

平成26年1月19日
東京ビックサイト 東4ホールで開催される
「砲雷撃戦よーい!6」に参加致します。

横須賀鎮守府53a 鯉素庵
・『艦内神社拾遺(改)』
 C85で頒布した、『艦内神社拾遺』の改訂版で
 目次、誤字の訂正を行っています。

 頒布価格は300円也
 よろしくお願い申し上げます。

C85情報

お久しぶりです
C85にサークル「鯉素庵」にて参加します

12月31日 西も21b
・新刊
 『茶道漫画レビュー増補改訂版』
  C84の『茶道漫画レビュー』の増補改訂版です。
 『艦内神社拾遺』
  図書及び公文書に残された日本帝国海軍の艦内神社に関するものについてまとめてみた本になります。
   本書の作成にあたっては、NT/fiv様、omi様の御協力により作成することができました。
  この場をかりて御礼申し上げます。
 ・NT/fiv様
  12月30日 東ヒ09a「かんたんのゆめ」
     http://kantanbay.org/
 ・omi様
  12月31日 東P50b「KRTF」
     http://shinshu.fm/MHz/56.03/
・委託
 『新任提督向け 1/700 艦船模型建造ガイド Ver1.0』/Castlepoint様
  これから艦船キットに挑戦する提督向けのガイドブック、1/700スケール中心の解説(写真付き)

基本は館内とびまわってますので席にはいないと思いますがよろしくお願い致します。
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